ライフイベントに引越しって欠かせませんよね。
結婚、出産、転勤、転職、割と多く引越しを経験された方も多いのではないでしょうか？
特に結婚、出産にかかる引越しは、事業所の異動も伴わないことが多く「会社が費用を負担してくれない」なんてパターンが多かったりします。
我が家ももれなく自費での引越しをせざるを得ませんでした。
そんな中、少しでも引越し費用を安く済ませるために自力で引越しをしました。
今回はその体験談と、もし自力で引越しをする際の注意点もお話しします。
本日のお品書き
- 自力で引越しするメリットとデメリット
- 注意点
- やることリスト
- まとめ
自力で引越しするメリットとデメリット
結論から言いますと、自力での引越しはあまりオススメしません。
だいたい予想は付いてると思いますが、圧倒的にコスパが悪いです。
それでもなお自力がいい！とお考えのあなたに、メリットとデメリットをご紹介しましょう。
メリット
とにかく安く済ませられる
業者に頼まないのでとにかく安いです。
必要経費は、
- レンタカー代（ハイエースや軽トラが望ましい）：6,000円
- 駐車場代：1,000円
- 遠方の場合は高速費用、ガソリン代：5,000円〜10,000円
- 手伝ってくれた方へのお礼（飲み代とか）：10,000円
この程度です。
業者に頼むと、閑散期でも35,000円くらいはかかるところ、場所によっては半額以下で終わらせられます。
また新婚さんの場合、住宅の距離が離れていれば「立ち寄りプラン」を利用できない場合もあり、2箇所の依頼となりますのでさらにお金がかかります。
体力があってお金がない人にはぴったりです。
雑な業者に当たってしまったら大きな損失となる
大切な財産を窃盗されたり、近くの茂みでウ◯コされたり、業者の事件はあとを絶えません。
繁忙期になると人数が必要になるので、アルバイトさんが多くなります。
アルバイトさんからすると、会社の評判や仕事の丁寧さより、その日のお給料の方が大切と考えるのは当然かもしれません。
大事なものを雑に扱われたり、近隣の方にご迷惑をかけ引越し早々居づらくなるというリスクは避けられるかと思います。
荷物の置き場所が把握しやすい
業者に頼むと、いくら段ボールに場所を書いていたとしても自分たちの思っていたことが伝わりづらく、「これここじゃないのにな・・・」ということがよくあります。
また、時間が押していたり、段ボールで道が塞がれてしまうと、広い部屋にひとまず押し込まれることもあり、荷物を片付けるのに時間がかかってしまいました。
その点、自分たちで運ぶと荷物の管理もわかりやすいですし、「あれはどこにいった？」という荷物の紛失も防げます。
新居の鍵を早くからもらっていれば、少しずつ荷物を移すことも可能なので段ボールに埋もれることなくストレスフリーで生活ができる点も◎。
デメリット
ものすごい時間がかかる
ミニマリストでない限り、ハイエースでも何往復もすることになります。
自力のメリットでもある「自分たちの裁量で少しずつ荷物を移動させられる」ことが裏目となり、長期間での作業が必要となり逆にお金がかかることもあります。
また、お手伝いをお願いしないと大きな家具家電は到底運べません。冷蔵庫なんかは寝かせて運ぶと故障の原因になるので精神を削られます。
面倒くささはMAXなので、時間に余裕があり体力がある人はいいんですけどね。
段ボールがない
引越し業社に依頼すると「30枚まで段ボールプレゼント」といった特典があります。
当然自分たちだけで行うには、段ボールプレゼントなんていう特典はありませんので調達が必須です。
ホームセンターやECサイトでも段ボールは調達できますが、一般的なサイズの段ボールは1枚170円ほどかかりますし、安く済ませるという最大のメリットが全く活かせない結果になります。
無料で手に入れる方法はもちろんあります。調達場所は主にスーパーのレジ前。業務スーパーやディスカウントストアがオススメ。買い物袋替わりに置いてある段ボールをひたすら持ってくる作業が必要です。
ただ、「引越しにご利用ください」と公言するスーパーは存在しないので、店員さんや周りの目を気にしながら大量の段ボールを運びだす、鋼のメンタルが必要です。
何事も自己責任
大切な家具家電に傷をつけてしまったり、新居の壁を破壊してしまったとしても誰のせいにもできません。
また、運びこみの際に積み忘れていたとか、ちょっとトラックのそばに置いていただけで盗難にあったとしても、当然ですが全て自己責任です。
雑な業者に当たりデメリットになることもありますが、自己責任というリスクも負うことを忘れてはいけません。
注意点
デメリットのデメリットたる所以が大きすぎて、自力での引越しを諦めている方が大半かと思います。
が、それでもなお「自力がいい！」という方も少なからずいらっしゃると思うので、注意点をあげておきましょう。
段ボールの早期廃棄
段ボールの調達はスーパーがオススメですが、できるだけ早く破棄しなければ虫が湧きます。
特に野菜関係が入っていた段ボールには十中八九卵が付着しているので、孵化する前に全て捨て去らないと部屋中虫だらけになるのでご注意を。
家電はできるだけ引越し時に買い替えを
新婚さんは特に注意いただきたいポイント。
大型家電は精密機械ゆえに運び方を間違えると故障してしまいます。（冷蔵庫は寝かさない、ドラム式洗濯機はドラム回転防止の器具を取り付けなければならない等）
買い替えの大型家電は先に注文し、新居に運び込んでくれるよう手配しておくのがベストです。
駐禁に注意
常にトラック周辺に誰かが張り付いていれば問題ありませんが、そもそも人手が足りない状況でそんなことはご法度です。
ちょっとの時間だったのに、と思っても奴らは待ってはくれません。光の速さで駐禁を切ってきますので、荷物を下ろすだけ下ろしたら早急に駐車場へ入れなければ無駄な出費と免許証に傷がつきますのでご注意を。
やることリスト
業者に依頼する場合も必要ですが、自力でやるには計画性が超重要です。
何をすべきなのかを体験談を元にお伝えします。
やることリスト
- 段ボールの調達
- 荷物の梱包
- 退去日の確定
- レンタカー手配
- お手伝いさんに依頼
- 新居の鍵入手
- 新居の奥の部屋から荷物の運び出し
- 家具家電の注文、搬入日確定
- 当日の打ち合わせ、担当決め（旧宅に残る人数、拾う時間など）
順番もこの順がベストかと思います。
何はともあれ、効率よく運び出すために段ボールの入手は先々で動く必要があります。
ぜひ参考になればと思います。
まとめ
引越しは業者に頼むのが一番ですが、自力で運び出すこともできないことはありません。
メンタル・フィジカル共に疲弊することを覚悟してもらえれば、格安で引越しは可能です。
新婚の場合や同棲するときの場合、二人の関係が良好になるか悪化するか、両極端です。
ですが、一生の思い出となりますので「あの時は大変だったね〜」と思い出に浸ることもあり、悪いことばかりでもないです。
「限界に挑戦したい」「思い出を作りたい」「お金がない」という方はぜひ試してみてください。そして地獄をみてください。